HELLO CYCLEとは、ソフトバンク系列が運営している「シェアサイクル」サービスです。
シェアサイクルサービスは、街中にポートと呼ばれる専用の駐輪場に止まっている自転車を借りて、指定のエリア内のポートであれば、自転車をどこでも返却(乗り捨て)することができ、ちょっとした移動手段として非常に便利なサービスである。
レンタサイクルは、借りた場所と同じ場所に返却するのが普通ですが、シェアサイクルは別の場所に返却してもよいのが特徴です。
HELLO CYCLEは、利用されるエリアにもよりますが、15分60円程度で利用できるのでおサイフにやさしい。
また、自転車は電動アシスト付き自転車なので、上り坂も苦なく走行できる。
HELLO CYCLINGは、様々な企業と業務提携を行い、各企業がHELLO CYCLINGの看板を掲げ、HELLO CYCLINGのシステムを借りて、運用するスタイルである。
フランチャイズは一般的に個人との契約であるが、HELLO CYCLINGは企業と契約するフランチャイズみたいのものである。
HELLO CYCLINGでちょっとわかりづらいのは、業務提携している企業が現在(2019年6月)11社であるが、ご覧のようにそれぞれシェアサイクルのサービス名を掲げているところだ。
HELLO CYCLINGなのか、別のシェアサイクルなのかが少し分かりづらい。
その点を除くと、HELLO CYCLINGはどの企業が運営しているシェアサイクルであっても、同じ会員IDでどこでも利用可能であること、相互に自転車の乗り入れが可能なので、非常に分かりやすい。ただ、料金は運営企業によって異なる。
目次
HELLO CYCLINGの利用方法
利用エリアと料金
HELLO CYCLINGが進出している都道府県と、都内で利用可能なエリアは御覧の通りである。
HELLO CYCLINGが展開している市町村
都道府県 |
詳細エリア |
青森県 |
八戸市 |
岩手県 |
盛岡市、北上市 |
茨城県 |
筑西市、土浦市 |
栃木県 |
小山市 |
千葉県 |
船橋市、千葉市 |
埼玉県 |
さいたま市、川越市、富士見市、朝霞市、和光市、川口市、戸田市 |
東京都 |
23区、西東京市、武蔵野市、三鷹市、調布市、東村山市、小平市、小金井市、府中市、稲城市、国分寺市、国立市、立川市、日野市、多摩市、町田市、八王子市 |
神奈川県 |
川崎市、横浜市、大和市、鎌倉市、横須賀市 |
長野県 |
松本市、安曇野市 |
静岡県 |
沼津市、藤枝市、岡崎市 |
京都府 |
京都市、宇治市 |
大阪府 |
池田市、大阪市、堺市、吹田市 |
兵庫県 |
尼崎市、神戸市、西宮市、あわじ市 |
香川県 |
高松市、三富市、小豆島内 |
福岡県 |
宗像市、福津市、福岡市、古賀市、飯塚市 |
佐賀県 |
佐賀市、鹿島市 |
鹿児島県 |
徳之島内 |
沖縄県 |
那覇市、宜野湾市、沖縄市 |
HELLO CYCLINGが利用できるエリアは御覧の通りではあるが、自分の自宅や勤務先の近くなど、利用したい場所にポート(自転車の止まっている駐輪場)がなくては、使えない。
上記の利用できるエリアを御覧になり、もし、利用したい場所にエリア展開しているようであれば、詳細は下記より調べてみるとよいでしょう。
各ポートの詳細位置は、HELLO CYCLINGのHPをご参照ください。
Hello cyclingのHPを見ると、HELLO CYCLINGに参加企業として11社が紹介されている。
それぞれ進出しているエリアが紹介されているが、結局のところ、どこか1か所で会員登録すれば、同じ会員IDでどこでも利用できるし、別の企業が運営しているポートに返却してもよいので、あまり、どの企業が運営しているかは気にする必要はない。
ただし、運営会社によって、料金だけが異なっている。
サービス名 |
展開エリア |
料金 |
シェアペダル |
都内を中心に展開中 |
15分60円 1日最大1,000円 |
らくーる |
栃木県小山市を中心に展開中 |
0円 |
エコモビ (eco mobility sharing) |
埼玉県さいたま市美園地区を中心に実証実験中 |
15分40円 1日最大800円 |
のりすけ (さくらシェアサイクル) |
東京都府中市を中心に展開 |
15分60円 1日最大1,000円 |
Bell Sharing |
埼玉県さいたま市を中心に展開 |
15分80円 1日最大1,600円 |
Ecobike |
全国に展開中 |
15分60円 1日最大1,000円 (電動アシストではなく、通常自転車もあるので要注意) |
ダイチャリ |
東京、神奈川、埼玉エリアを中心に展開 |
15分60円 1日最大1,000円 |
ANABUKI シェアバイク |
高知県高松市を中心に展開 |
15分100円 1日最大1,500円 |
Chario(チャリオ) |
岩手県盛岡市を中心に展開 |
15分80円 1日最大1,500円 |
ハレヒサイクル
|
静岡県三島・沼津を中心に展開中 |
15分100円 1日最大1,500円 |
Hi! Cycling |
沖縄県で展開中 |
15分60円 1日最大1,000円 |
HELLO CYCLINGの利用手順
HELLO CYCLINGを実際に利用するまでの手順を紹介いたします。
会員登録の手順
会員登録は、PC/スマホどちらからもできます。
(自転車の予約はスマホからのみ)
1.HELLO CYCLINGの会員登録ページにアクセスしましょう。
2.各種情報を登録しましょう。
登録する情報は、名前、メールアドレス、電話番号、パスワードです。
3.入力したメールアドレスに届いたURLにアクセスしましょう。
4.支払い方法を選択しましょう
支払い方法は、YAHOOウォレット、クレジットカード、キャリア決済、なし(HELLOカード)、HELLOマイル決済となっています。
デビットカードは利用できません。
支払い先の情報を登録すれば、会員登録が完了です。
自転車予約の仕方
1. HELLO CYCLINGのページへアクセス
2. 利用したポートをクリック
3. 自転車を選択し、予約しましょう。
4. 予約が完了すると予約の完了のメールが届きます。
4桁の暗証番号が記載されているので、記憶しておきましょう。
この暗証番号は、「利用開始する時」「一時駐輪のため施錠し、再度ロック解除する時」「返却する時」などいろんな場面で利用するので、覚えておくとよいでしょう。
なお、会員証登録を済ませておくと、会員証をかざせばすぐに利用できるので、予約する必要はありません。
ただし、ポートに自転車が少ない時は他の人に咲きこされないように予約しておくのがおすすめです。
また、利用開始時、ロック解除時、返却時、いずれの時も、暗証番号を入力せず、会員証をかざすだけで済むので、会員証登録するのをおすすめします。
自転車の借り方
1. 予約した自転車の電源ボタンをクリック!
予約されていると「予約済み」と表示されます。
2. 言語を選択しましょう
3.予約した際に発行された4桁のパスワードを入力するか、会員証登録したICカードをかざしましょう
4.自転車には通信機能が搭載され、認証チェックが行われ、ロック解除されます。
自転車の一時駐輪の方法
途中でコンビニに寄る等で一時的に駐輪する場合は、盗難にあわないように施錠しましょう。
施錠方法は、手がカギを締めるだけ。
一時駐輪で注意することは、エンターキーを押さないこと!
返却処理されてしまうため、また利用するにはお金がかかってしまいます。
ただ、返却はポート内でないと返却エラーになるので、間違って返却処理してしまうのはレアケースですが、もし、やってしまったらショックが大きいので要注意です。
再開する際は、利用開始するときと同じ操作をするだけ。
①自転車操作パネルの電源ボタンをクリック
②予約した際に発行された4桁のパスワードを入力するか、会員証登録したICカードをかざしましょう
自転車の返却方法
手動で自転車後部にある鍵をかけます。
自転車の返却は、HELLO CYCLINGのポートであれば、どこでも返却可能です。
ただし、HELLO CYCLINGの場合、停められる自転車の数が決まっています。
ポートを検索すると下記のように返却可能台数が表示されます。
すでに規定台数で埋まってしまっていると「返却可能台数が0台」だと返却することができません。
必ず返却予定のポートに自転車が止めらえるかどうかを事前に確認しておきましょう。
HELLO CYCLINGのアプリ(ブラウザからはできません)だと、返却場所の予約をしておくことが可能です。
返却可能台数が少ない場合は、返却予約をしておきましょう。
1. ポートの自転車置き場に自転車を入れます。
ポートには、白い箱のようなものがあり、この機械と自転車が通信し、自転車がポートにあることが認識されます。
2.手動でロックします。
3.電源ボタンをクリックし、「return」ボタンをクリック
4.「1」をクリックして、無事、返却完了です。
自転車の返却の際は、正常に返却処理されたかをしっかり確認すること。
操作版に表示される「完了」を確認する、もしくは、返却が完了すると通知されるメールを確認しましょう。
もし、返却が完了されないとずっと料金がかかってしまいます。
会員証の登録とは
会員証とは、ICカードに会員情報を登録することで、お持ちのICカードがHELLO CYCLINGの会員証になります。
会員証を登録しておくと、断然、HELLO CYCLINGが使いやすくなります。
もし、会員証を登録しないと、自転車を借りるのがちょっと面倒です。
会員証がないと、HELLO CYCLINGのページにID/passを入力し、自転車の予約を行います。
予約するとメールで4桁のパスワードが送られてきます。
自転車を借りる際にこの4桁のパスワードを入力して、自転車の開錠を行うという手順になります。
特に目の前にある自転車を借りるのに、「バイクシェアのページへログイン」「目の前の自転車を予約」「4桁のパスワードを入手」「自転車の操作盤にパスワードを入力」という操作が必要で面倒ですね。
会員証を登録しておけば、ICカードを自転車の操作盤にかざすだけです。
会員証登録の手順
会員証の登録は、PC/webからはできず、利用中の自転車の操作盤を使って、行います。
このため、初めてHELLO CYCLINGを利用する際に行いましょう!
まずは、自転車の利用を開始しましょう。
① 利用中の自転車の操作盤で、電源ボタンをクリック
② 会員証として登録したICカードをとりあえずかざす
④ カード登録エラーと表示される。
既に登録されている場合は、”認証O.K“と表示されます。
⑤ しばらく待つ。そして、「1」のボタンをクリックする。
⑥ 予約した際に発行された4桁のパスワードを入力する。
⑦ 会員証の登録完了です。
自転車を利用する際の注意点
自転車を利用しようとしたときの注意事項
・ポートに向かう前に自転車があるかどうかを確認しよう!
自転車がすべてで払っている場合があるので、スマホで自転車が何台あるか事前に確認しておきましょう。
・台数が少ない時は予約しておこう!
台数が少ない場合は他の人に借りられないように予約をしておきましょう。予約は30分経過すると自動キャンセルになるので、30分以内にポートに行きましょう。
自転車の利用開始する際の注意事項
・自転車の利用を開始する前に電池残量を確認しよう!
自転車を借りるたびに料金がかかります。もし、借りた後に電池残量が足りないとその両院が無駄になってしまいます。もちろんパンクしていないか、壊れていないかもチェックしましょう。
残念ながら電池がない。壊れている場合には、他の自転車を借りましょう。
なお、予約がまだ有効だと他の自転車が利用できません。手動でキャンセルしましょう。
自転車の返却時の注意事項
・返却予定のポートに空きがあるかどうかを事前に確認しましょう。
HELLO CYCLINGの場合、停められる自転車の数が決まっています。ポートを検索すると下記のように返却可能台数が表示されます。すでに規定台数で埋まってしまっていると「返却可能台数が0台」だと返却することができません。
必ず返却予定のポートに自転車が止めらえるかどうかを事前に確認しておきましょう。
HELLO CYCLINGのアプリ(ブラウザからはできません)だと、返却場所の予約をしておくことが可能です。
返却可能台数が少ない場合は、返却予約をしておきましょう。
・正常に返却処理されたかをしっかり確認すること。
ポートにはセンサが付いていて、そのセンサに反応しない場所だと正常に返却処理が行われません。
操作版に表示される「完了」を確認する、もしくは、返却が完了すると通知されるメールを確認しましょう。
もし、返却が完了されないとずっと料金がかかってしまいます。
保険・補償内容
自転車事故は残念ながらニュースでよく聞かれます。
もしも、相手にけがをさせてしまうと、相手にとっても、自分にとっても残念なことです。
まずは安全運転が絶対です。
でも、もしもに備えて、ご覧の保険が付帯されています。
下記は、あるエリアにおける現時点での保険・補償内容であり、保険・補償内容は変更になる場合もあります。
本ページの内容は正確ではない場合もあり、当サイトは責任を負いかねますので、HELLO CYCLINGのHPをご参照ください。
第20条(補償)
- 1.OpenStreet株式会社は、成立した個別契約に基づいて会員がシェアリング自転車を借り受けしている間については、下記の条件のとおりの各種損害保険を付保するものとし、会員が負担した第35条の損害賠償責任を次の各号の限度内で補償するものとします。
- (1) 死亡・後遺障害5,000千円、入院保険金日額3,000円、通院保険金日額1,500円。ただし入院保険金日額は事故発生日より180日以内、通院保険金日額は事故発生日より180日以内の通院に限り90日間をそれぞれ限度とする。
※シェアリング自転車に搭乗している間の被った傷害補償期間となります。急激かつ偶然な外来の事故による傷害を補償します。- (2) 賠償責任 対人対物共通保険金額3億円。
※シェアリング自転車に搭乗している間が補償期間となります。自転車の使用に起因して第三者に身体障害や財物損壊を与えた場合の法律上の賠償責任を補償します。- 2.前項に定める補償限度額を超える損害については、会員の負担とします。
- 3.警察および運営事務局に届出のない事故、もしくは会員が本規約に違反して発生した事故による損害については、損害保険およびOpenStreet株式会社の補償制度による損害てん補が受けられないことがあることを会員は異議なく承諾します。
- 4.第【3】項のほか、各種損害保険の保険約款の免責事項(保険金を支払わない場合)に該当する場合等保険約款により、第【1】項に定める補償は適用されない場合があり、これらの損害については、会員がすべて負担するものとします。
【引用元】HELLO CYCLINGの利用規約
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