カーシェア業界は、すでに、タイムズ、カレコ、オリックス、ドコモ、日産など多くの企業が参入しており、群雄割拠の時代です。
そんな中、自動車業界の最大手のトヨタが満を持して、カーシェア事業に参入しました。
後発組であるトヨタのカーシェアは、果たして、他社に追随できるのか、魅力的なサービスであるかをチェックしてみました。
目次
トヨタのカーシェアの魅力は?
お時間もない人も多いかと思いますので、まずは結論から言うと、
トヨタのカーシェアの魅力は、
・「基本料金がかからない」
・「料金が安い」
・「トヨタの販売店やレンタカー店の店舗で借りられるので安心感がある」
という点です。
一方で、デメリットは、
・「カーステーションが少ない」
・「クルマの開錠・施錠は毎回スマホ操作が必要」
です。
もし、ご自宅の近くに奇跡的にカーステーションがあるなら、トヨタシェアは魅力的と言えるでしょう。
たまにしかクルマを使わないという方も、月額料金もかからないので、とりあえず、会員になっておくのがよいでしょう。
まずは、ご自宅の近くにカーステーションがあるかチェックしてみましょう!
カーステーション一覧はこちら。(2022年9月現在、全国約660箇所)
https://mobility.toyota.jp/toyotashare/station/?padid=menu_station
皆様のご自宅の近くにありました?
もし、近くにカーシェアステーションがあって、トヨタのカーシェアを使ってみようかなと思われた方は、以下に詳しく解説していきたいと思いますのでご参考ください!
トヨタシェアは「基本料金がかからない」
カーシェアの利用はたまにしかない。という方には基本料金がかからないのは魅力的でしょう。
とはいえ、現在、月額料金が発生するカーシェアはタイムズカーのみ。カレコやオリックスカーシェアも月額料金無料プランがあるので、トヨタシェアの月額料金無料には特別なわけではないですね。
トヨタシェアの利用料金は、カーシェア業界最安値!
まず、トヨタシェアの料金プランは「Casual」と「Basic」の2つがあります。
Basicは、現行モデルの新しい車両で、衝突回避支援パッケージ(Toyota Safety Sense)搭載の安全安心な車両で、Basicプランの方が高い料金設定となっています。
他のカーシェア会社との料金を比較すると御覧の通りです。
ここでは分かりやすく、コンパクトカーを利用した場合の料金比較表です。
トヨタシェアは、ドコモのdカーシェアでも利用できるのですが、料金が安い順に並べると、
①トヨタシェアのCasualプラン
②dカーシェア経由で、トヨタシェアのCasualプラン
③トヨタシェアのBasicプラン
となります。
ご覧の通り、トヨタシェアは、時間料金も、6時間、12時間、24時間の長時間利用でも、さらに距離料金の単価も最安値となってます。
また、トヨタシェアを利用する際は、dカーシェアを経由して利用するのではなく、トヨタシェアを直接利用した方がずっとお得な料金設定となってます。
「トヨタの販売店やレンタカー店の店舗で借りられるので安心感がある」
トヨタシェアのカーステーションは、トヨタの販売店やレンタカー店の店舗になります。
店舗にありますが、カーシェアは24時間の利用が可能です。
クルマを借りようとした際になにかトラブルがあっても、近くにスタッフがいるのは安心ですね。
また、店舗にあるので清掃が他社に比べてこまめに実施されるのもよいでしょう。
特にコロナ禍の今の時代、これは他社に比べて圧倒的な安心感があると言えるでしょう。
トヨタシェアの「カーステーションが少ない」
トヨタシェアは、主にトヨタやダイハツ、ネッツといったトヨタ系の販売店にカーステーションを設置することが多いため、カーステーションが少ないです。
(なぜか、トヨタはKDDI系ですが、ドコモショップにもカーステーションを多く設置されているようです)
カーステーション一覧はこちら。(2022年9月現在、全国約660箇所)
https://mobility.toyota.jp/toyotashare/station/?padid=menu_station
自分は神奈川県在住ですが、2022年9月現在は4件に増加♪
クルマの開錠・施錠は毎回スマホ操作が必要なのが面倒
トヨタのカーシェアは、スマホ(android/iOS)に専用アプリをダウンロードして利用します。
スマホ1つで、カーシェアの予約、カーシェアの返却操作が可能です。
これはどのカーシェア会社も同じです。
ただ、大きな違いは
クルマのカギの開錠、施錠の操作をスマホで行うということです。
しかもスマホとクルマとの通信は、bluetoothで行います。
という点でしょう。
このため、カーシェアを利用するには、
・スマホのbluetoothをONにしなければならない。
・カーシェア利用中にコンビニに立ち寄る等で、クルマから降りる際はスマホを取り出して、アプリを起動して、アプリで「ロック」ボタンを押す。再び開錠する際は、スマホを取り出して「ロック解除」を行う。
ことが必要です。
タイムズやカレコは、利用開始時、返却時のみ、スマホで開錠・施錠しますが、トヨタは利用中の開錠・施錠もスマホでの操作になります。
ちょっと面倒かなと。。。
クルマのカギをなくしてしまうということはないのはメリットかもですが。。。
その他の抑えておきたい他社との違い
利用できる車種は?
トヨタが提供するカーシェアですので、利用できる車種はトヨタ車のみ。
定番のヴィッツやプリウス。
最新車種のヤリス。
ヴォクシー、ハイエースの大型車。
電気自動車のMIRAI、アルファード、クラウンなどの高級車の扱いもあります。
2022年9月現在、取扱車種は、39となってます。
利用できる車種一覧
https://mobility.toyota.jp/toyotashare/cars/?padid=menu_cars
トヨタの最先端技術
https://toyota.jp/safety/about/?_ga=2.42225702.229798986.1606022660-608105293.1606022660
Basicクラスはバックモニター付カーナビや衝突回避支援パッケージ(Toyota Safety Sense)などを搭載された最先端のクルマの利用が可能です。
予約のキャンセルはいつまで可能か?
予約した利用開始時間1分前までのキャンセル料は無料です。
うっかり予約していたことを忘れてしまっていても、予約した利用開始時間を75分間経過すると自動でキャンセルされ、75分利用されたとみなし利用料金分のキャンセル料ですみます。
何分前から利用できるの?
他のカーシェア会社と同様、予約した時間の15分前から利用できます。
これは運転開始するまでの準備時間として、この15分間は無料です。
予約した返却時刻より前に返却したら料金はどうなる?
予約した返却時間より早く返却した場合、利用した分だけの料金ですみます。
カーシェアを実際に利用するとなると、「いつまで借りるのか?」は結構難しいものです。
予約した返却時刻まで料金がかかってしまう場合、できるだけ料金を抑えておきたいので返却時刻はぎりぎりで設定したい。でも、渋滞だったり、予定が長引いたりしないか心配で長めに予約しなければならないときもあるでしょう。
料金は実際の返却時刻までしかかからないならば、返却時刻は余裕をもって予約しておけるので、安心です。
トヨタシェアの口コミや評判
twitter上、つぶやかれているトヨタシェアの口コミ・評判を探してみました。
半年間分のツイートを確認しましたが、いずれも、評価のよい口コミでした。
まとめ
カーシェア業界としては、完全に後発組のトヨタですが、他社に比べて「料金が安い」。
カーステーションがまだまだ少ないのが残念ですが、確実に増えてきております。
もし、お近くにトヨタシェアがあるなら、最安値でカーシェアを利用できるので、是非、チェックしてみてください!
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