カーシェアでもない、シェアサイクルでもない、新たな移動手段であるシェアモビリティとして、原動付き自転車(原付)のシェアサービス「シェアスクーター」が2019年夏より開始されます。
その名は「HELLO SCOOTER」。
HELLO SCOOTERは、スクーター以外に「小型EV車」をラインナップに追加したため、サービス名を「HELLO MOBILITY」に変更されました。
当記事では、スクーター&小型EVのシェアサービス「HELLO MOBILITY 」を解説していきたいと思います。
目次
「HELLO MOBILITY 」とは
「HELLO MOBILITY」はソフトバンク系列会社である” OpenStreet”が本田技研工業(Honda)の技術協力のもと、開始された「スクーターのシェアサービス」です。
” OpenStreet”は、すでに自転車のシェアサービスである「HELLO CYCLING」を提供していますが、新たなラインナップとしてスクーターを利用できるようになるようです。
「HELLO S MOBILITY 」のメリット・デメリット
まずは、「HELLO MOBILITY 」の魅力をあげてみると
・借りた場所に返却する必要はなく、指定の駐輪場であれば、どこに返却してもO.K.
・ガソリンや電気で動くので、自転車と違って体力の消耗はありません。
・ガソリンや電気で動くので、給油・充電すれば、シェアサイクルのように電池がなくて利用できないということがない。(給油代金は提供会社が支払いをしてくれるので無料です)
・現在、利用できるスクーターや小型EV車はフード付きの「GYRO CANOPY」なので雨の日で大丈夫!
・行動範囲が広がる。
といったところでしょう。
一方、「HELLO MOBILITY 」の利用しづらい点は、
・ヘルメットはHELLO MOBILITYに備え付けられているので、自分で用意する必要はないですが、ヘルメットの共用はちょっと気持ち悪いかも。。。
でしょう。
利用エリア(ステーションの場所)
HELLO SCOOTERのステーション(スクーターが置かれている場所)は、下記の地図のスクーターマークのついている場所になります。(2020年2月13日現在)
うーん。少ない。。。
最新のステーションの場所は「HELLO MOBILITYのアプリ」をダウンロードの上、ご確認ください。
利用できるスクーター&小型EV車の車種
利用できるスクーターは、HONDAの「GYRO CANOPY」
50ccのスクーターなので、普通自動車免許でも利用可能です。
また、荷台が付いており、ちょっとした荷物を運ぶにも活用ができそうです。
さらに、GYRO CANOPYはフードが付いているので、雨の日でも安心です。
目黒のステーションに配置されているスクーター
小型EV車の車種は「FOMM」と 「C+pod」
「FOMM」は世界最小クラスで4人乗りEV車、「C+pod」は2人乗りトヨタ車にあります。
「HELLO MOBILITY」の利用料金
スクーターの利用料金(税抜金額)
HELLO CYCLING会員特別プラン※ | 通常プラン | |
お手軽パック | 150円/15分 | 160円/15分 |
3時間パック | 1,000円 | 1,500円 |
6時間パック | 1,500円 | 2,800円 |
12時間パック | 2,500円 | 4,500円 |
24時間パック | – | 6,500円 |
超過料金 | 150円/15分 | 160円/15分 |
小型EV(関東エリア)の利用料金 (税抜金額)
通常プラン | |
お手軽パック | 200円/15分 |
3時間パック | 2,200円 |
6時間パック | 4,000円 |
12時間パック | 6,000円 |
あんし保証 (オプション) | 300円 |
小型EV(多治見エリア)の利用料金 (税抜金額)
通常プラン | |
お手軽パック | 220円/15分 |
3時間パック | 2,000円 |
12時間パック | 6,000円 |
あんし保証 (オプション) | 300円 |
※ HELLO CYCLING会員特別プランとは
HELLO CYCLINGの自転車を累計5回以上利用すると、HELLO CYCLINGアプリの「お知らせ・通知」に下記のように特別会員になるための「紹介コード」が通知されます。
HELLO SCOOTERの会員登録する際に「紹介コード」を入力する画面が出てきますので、この「コード」を登録すればよいのです。
HELLO SCOOTERを体験(試乗)してきました
HELLO SCOOTERのアプリを操作することで、スクーターの荷台のロックを解除できます。
荷台の中に「カギ」「ヘルメット」「ゴーグル」が置かれています。
ちょっと頭の大きい自分はヘルメットが少しきつかったです。
わりと頭が大きいという方はヘルメットが入らないかもしれません。。。
直接ヘルメットをかぶるのが衛生上気になる方向けに、使い捨てのキャップが備え付けられています。でも、このキャップは。。。
ガソリン代の支払い用のクレジットカードです。
給油は運営会社のクレジットカードで支払いできるので自分で負担する必要はありません。
「カギ」を回してエンジンをかけます。
下記のレバーはパーキンググレーキです。こちらは解除(下に押す)すれば、いざ運転開始です。このパーキングブレーキに気づくのにテコづりました。。。
自分は過去原付(HONDA Dio)を利用したことがあるので、その原付との比較になりますが、
良い点
・フードが付いているので、風の影響を受けづらい。雨が降っても安心。
・三輪なので信号待ちの停車時も安定。
悪い点
・三輪なので小回りが利かない。
・エンジンがうるさい。
まとめ
シェアモビリティサービスとして、カーシェア、シェアサイクルに加え、新たにシェアスクーターや小型EV車が追加され、その時の利用目的に合わせて、使い分けられるので、便利な時代になりました。
ただ、現在のステーション数(スクーター・小型EV車を借りられる場所)が少ないです。
今後、シェアサイクル並みに多くの駐輪場が設置され、普及することを期待したい!
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